「勉強だけできるようになる」のは難しいなあと、最近実感しています。
というのは、現在小学1年生の娘を見ていて、
「勉強の問題点」が「生活全体の問題点」とほとんど重なり合っているからです。
たとえば、娘の勉強における問題点の1つは「ていねいさの欠如」です。
勉強をしていると、気がつけばとうしても雑になっているのです。
子供だから仕方ないと言えばそのとおりなのですが、
傍で見ていると「もう少しきちんとできないものか…」と思えてしまいます。
でもそれは、勉強に限りません。
手紙を書くにしても、お絵かきをするにしても、掃除や整理整頓をするにしても、
やはり「ていねいさ」が感じられないのです。
同じ人間ですからね。
すべてがつながっていて当たり前なのですね。
そう考えると、
受験生はもちろんのこと、本気で成績を上げたい生徒は
「自分の日常生活を見つめ直す」ことから始めた方が、
結局のところ「近道」なのだと僕は思います。
大人にこういうことを言われると、
なおさらしたくなくなるという生徒もいるとは思いますが(僕もそういうタイプでした)、
でも、「受かりたい」や「成績を上げたい」という気持ちが本当ならば
「生活を見つめ直す」ことこそが最優先事項なのでしょう。
ただし、注意点があります。
たとえば、部屋の整理整頓をするとして、そこで終わっては意味がありません。
「整理整頓された部屋をずっと維持すること」
これが大切なのです。
つまり、「1度きりの行為」ではなく「持続的(習慣的)行為」に意味があるのです。
一度何かを改善するだけなら、それほど難しいことではありません。
でも、その改善した状態をずっと維持するのは、誰にとっても難しいことです。
でもだからこそ、その難しい「維持(継続)」が
「自分自身の根本的な変化」へとつながっていくのだと僕は考えます。
結果を出したければ、自分を変えよう。
自分を変えたければ、自分の生活そのものを変えよう。
そして、それを習慣にしよう。