No.531 H27.9.5

「勉強だけできるようになる」のは難しいなあと、最近実感しています。

 

というのは、現在小学1年生の娘を見ていて、

「勉強の問題点」が「生活全体の問題点」とほとんど重なり合っているからです。

 

たとえば、娘の勉強における問題点の1つは「ていねいさの欠如」です。

勉強をしていると、気がつけばとうしても雑になっているのです。

子供だから仕方ないと言えばそのとおりなのですが、

傍で見ていると「もう少しきちんとできないものか…」と思えてしまいます。

 

でもそれは、勉強に限りません。

手紙を書くにしても、お絵かきをするにしても、掃除や整理整頓をするにしても、

やはり「ていねいさ」が感じられないのです。

 

同じ人間ですからね。

すべてがつながっていて当たり前なのですね。

 

そう考えると、

受験生はもちろんのこと、本気で成績を上げたい生徒は

「自分の日常生活を見つめ直す」ことから始めた方が、

結局のところ「近道」なのだと僕は思います。

 

大人にこういうことを言われると、

なおさらしたくなくなるという生徒もいるとは思いますが(僕もそういうタイプでした)、

でも、「受かりたい」や「成績を上げたい」という気持ちが本当ならば

「生活を見つめ直す」ことこそが最優先事項なのでしょう。

 

ただし、注意点があります。

たとえば、部屋の整理整頓をするとして、そこで終わっては意味がありません。

「整理整頓された部屋をずっと維持すること」

これが大切なのです。

つまり、「1度きりの行為」ではなく「持続的(習慣的)行為」に意味があるのです。

 

一度何かを改善するだけなら、それほど難しいことではありません。

でも、その改善した状態をずっと維持するのは、誰にとっても難しいことです。

 

でもだからこそ、その難しい「維持(継続)」が

「自分自身の根本的な変化」へとつながっていくのだと僕は考えます。

 

結果を出したければ、自分を変えよう。

自分を変えたければ、自分の生活そのものを変えよう。

そして、それを習慣にしよう。