「知っている」と「やっている」は全く違う。今回僕が言いたいことはこの一言です。
塾生を見ていて、僕にはこの部分がどうしてもひっかかります。作文を書いてもらうと大部分の生徒が「努力の大切さ」について書きます。しかも、「それが自分にとってどれほど大切か」について懸命に書きます。しかし、実際に努力をしようとはしません。そして、同じ失敗(=定期試験直前にしか勉強しない)をくり返します。
「知っている」と「やっている」の間には天と地ほどの差があります。
「知っている」人間はほぼ全員です。でも、「やっている」人間はほとんどいません。
これが現実です。そして、これが世の中です。
「これからは情報が大切だ」「知らないともう生き残れない」「知識を身につけよう」
ありふれた言葉ばかりですが、どれも正しいように聞こえます。しかし、知るだけで何も具体的な努力をしないで、あるいは自分の頭で考えてみようとしないで何の意味があるのでしょうか? 情報も知識も「努力をしている者しか使いこなせないもの」でしかありません。
つまるところ、勝負を分けるのは「やっているかどうか」です。「知っているかどうか」は二の次です。塾生のみんながこの事実に「頭ではなく腹の底からいつ気づくか」が受験においても何においても最大の焦点になります。
でも、これさえクリアできれば、あとは問題ありません。なぜなら、世の中に競争などないからです。どこにも競争などありません。あるのはただ、「やっている人間の勝利」と「知っている人間の敗北」だけなのです。
