「現時点でわからないことは保留しておく」
精神科医の春日武彦さんは著作にて
これが「立派な大人としての条件の1つ」だと述べています。
「なるほどなぁ」と僕は目からうろこが落ちました。
わからないことは苦しい。
だから、少しでも早く答えを求めようとする。
でも、求めてもすぐに答えが得られるとは限らない。
そこで立ち止まる。
ここまではいいと思うんです。
問題はそこからどうするのか。
「結局考えるのを放棄してしまう」のか、
それとも「保留の状態を保ち続ける」のか。
春日さんは前者を子供、後者を大人と定義した訳です(と僕は解釈しました)。
でも、今回言いたいのはそのことではありません。
「自分で言葉を定義することの重要性」を伝えたかったのです。
世の中に流布している言葉はそもそも
「だれかがそのように解釈し定義づけたもの」にすぎません。
当然しっくりくるものもあれば、違和感を抱かざるを得ないものもあります。
他人のふんどしで相撲を取るようなものですから。
では、そこでどうするか?
僕は「その言葉の定義からやり直す」ことにしています。
春日さんが「大人」を上記のように再定義したように、
自分の語感にしっくりくる言葉へと置き換える。
そして、そういった言葉を一つずつ増やしていく。
僕はそのような行為を繰り返す過程で
視野と思考の限界を広げてきました。
言葉って
自分が思っているほど使いこなせておらず、
自分がイメージしているほど意味も確定していないのだと
つくづく思います。
