No.244 H20.11.22

今週は作家の村上龍さんのインタビュー記事からの抜粋です。

「きっかけ」という言葉に対する村上さんの明快な意見に、

僕は「我が意を得たり」とうならされました。

今の世の中、きっかけさえあれば誰だってできる、というバックグラウンドに支えられている。

やらなかった人は「自分にはきっかけがなかっただけ」と思いたいわけですよ。

でもね、出会いはすべての人にあるんですよ。

それを自分の中の受容体みたいなものが反応して、必然的なものとしてとらえられるかどうか。

とらえた後に、シビアで科学的な努力ができるかどうか。

そういうことなんです。

だから、「きっかけ」という言葉にはなんの意味もないんですが、

その言葉が非常によく流通する日本社会って何なんだろうとよく思います。