No.251 H21.1.24

大学入試センター試験も終了し、

いよいよ受験シーズンが始まりました。

高3生と中3生のみんなや保護者の方々にとっては

一日一日がとても短く貴重に感じられることでしょう。

「受験まであと○○日」

本人が意識するしないにかかわらず、

カウントダウンは進んでいきます。

しかも、このカウントダウンのスピードが

驚くばかりのものなのです。

文字通り、「飛ぶように」時間は過ぎ去って行きます。

でも、それは受験生に限られるものでは決してありません。

だれにも平等にもたらされるものです。

たとえば、毎日の食事です。

毎食毎食当たり前のように食べていますが、

人間はいつか必ず必ず死ぬわけですから

食事にも必ず終わりがあるわけです。

つまり、ひそかにカウントダウンは進行しているわけです。

ただそれがあまりに長い期間のものであるだけに

意識しづらいだけなのです。

僕はこういうふうに考えています。

妻と娘と三人で食事をしていますが、

この楽しい一家団らんの時間も

娘が家を離れる時に終わりを迎えます。

また妻と二人の食事へと戻ります。

それが一人暮らしを始める時なのか

それとも嫁いでいく時なのかはわかりません。

しかし、その時はおそらく僕の死よりも

かなり早い段階で訪れます。

もしかすると高校卒業時なのかもしれません。

ひょっとすると中学卒業時なのかもしれません。

そうだとすると、この三人での食事のカウントダウンは

実のところ想像よりはるかに早いペースで

進んでいるということになります。

そう思うと、今日のこの1度の食事も

とても愛おしいものに感じられてきます。

塾生のみんなにとっても

実は身の回りでいろいろなカウントダウンが始まっています。

それには「友だちと遊ぶ」ということも「真剣に勉強する」ということも

ありとあらゆることが含まれています。

中には「両親に朝『おはよう』と言うこと」さえも含まれています。

終わりのない物事はないのです。

僕は塾生のみんなに

「毎日当たり前のように起きていることも

実はすでにカウントダウンが始まっており、

そのカウントダウンはいつかゼロになってしまう」

そのことを少しでも感じてほしいと思っています。

そんなはかなさのような思いと共に日々を過ごしていく中で、

色々なものを損ないながら、知らず知らずのうちに人は大人になっていくのです。