僕がこの仕事を続けていく上で
「決して忘れてはならない」と固く信じていることがあります。
「『独りで生きていける力』につながらない学力なんて無意味だ」
この思いです。
振り返れば、この思いから僕の塾創りは始まりました。
設立当時、塾生が10数名しかいない時でも、この思いのままに授業を続けました。
そして、7年半経った今でも、この思いに背くことなく日々生徒たちと向き合っています。
僕が「なるべく教えず、自分で考えてもらう」という指導法を選択しているのも
この思いが根底にあるからです。
子どもが自分の力だけで問題解決できれば、それに越したことはありません。
大人はその姿を黙って見守り続けるだけでいいと思うのです。
ひたすら信じ、ひたすら待ち続けるだけでいいと思うのです。
むしろ、子どもにはそういう大人やそういう時間が必要だと思うのです。
逆に、「大人たちが段取りをすべてととのえた上での問題解決(合格)」というものに
一体どれほどの意味があるのでしょうか?
「段取りをととのえてもらえなければ何も出来ない子ども」になってしまうだけです。
少なくとも僕にはそう思えます。
「『独りで生きていける力』につながらない学力なんて無意味だ」
今思えば、この思いをひたすら抱えながら、僕はこの仕事を続けてきたように思います。
どんなに苦しくても投げ出したくなっても、
「この思いだけは投げ出そうとしない自分」がいてくれたから、
今日までやってこられたのだと思います。
至らないところばかりの僕ですが、
これからも生徒たちひとりひとりをよく見て、待って、信じ続けて、
共に成長していきたいと思います。
