No.332 H22.12.18

僕がこの仕事を続けていく上で

「決して忘れてはならない」と固く信じていることがあります。

 

「『独りで生きていける力』につながらない学力なんて無意味だ」

この思いです。

 

振り返れば、この思いから僕の塾創りは始まりました。

設立当時、塾生が10数名しかいない時でも、この思いのままに授業を続けました。

そして、7年半経った今でも、この思いに背くことなく日々生徒たちと向き合っています。

 

僕が「なるべく教えず、自分で考えてもらう」という指導法を選択しているのも

この思いが根底にあるからです。

 

子どもが自分の力だけで問題解決できれば、それに越したことはありません。

大人はその姿を黙って見守り続けるだけでいいと思うのです。

ひたすら信じ、ひたすら待ち続けるだけでいいと思うのです。

むしろ、子どもにはそういう大人やそういう時間が必要だと思うのです。

 

逆に、「大人たちが段取りをすべてととのえた上での問題解決(合格)」というものに

一体どれほどの意味があるのでしょうか?

「段取りをととのえてもらえなければ何も出来ない子ども」になってしまうだけです。

少なくとも僕にはそう思えます。

 

「『独りで生きていける力』につながらない学力なんて無意味だ」

今思えば、この思いをひたすら抱えながら、僕はこの仕事を続けてきたように思います。

どんなに苦しくても投げ出したくなっても、

「この思いだけは投げ出そうとしない自分」がいてくれたから、

今日までやってこられたのだと思います。

 

至らないところばかりの僕ですが、

これからも生徒たちひとりひとりをよく見て、待って、信じ続けて、

共に成長していきたいと思います。