早いものでもう1月も終わります。1年の12分の1が過ぎ去ることになる訳で,そう考えると1年なんて瞬く間に過ぎていくものなのだなと思ってしまいます。そんな日々の中で,今僕は自分に新しいテーマを課しています。今回はそれについて書きたいと思います。
そのテーマとは,「過程を楽しむこと」です。僕は元来せっかちな性分で,早く結果が出ないかといつもウズウズしていました。もちろん過程自体の重要性は認識できているのですが,それでもどうしても「早く結果が出ないかな」と考えてしまっていたのでした。例えば,食事をとった後で「味わうのを忘れた」などと嘆いているような始末でした。つい食べ終わることばかり考えてしまうのです。自分でも本当に呆れてしまいます。でも,今年からはそれを改めようと昨年末に一念発起したのです。「来年はなんとしてでも過程を楽しめる人間になりたい」と。それからというもの仕事はもちろんプライベートの何気ない事まで,その1つ1つを味わい尽くそうと日々努めています。殊更に意識して過ごしているのです。そうしたら,今まで見えていなかったものが少しずつ見えてきました。
それは,恥ずかしながら生徒たち一人一人の表情でした。今までも注意して見ていたつもりでしたし,全くできていなかった訳でもなかったとは思うのですが,今僕の目に見えているものとそれとはかなり違っています。
原因を自分なりに考えてみると,従来から僕は生徒に指導するにあたり「二つの見方」を持っていて,それは「生徒と一緒に目標まで歩んでいく視点と」と「目標で生徒の到着を待っている視点」なのですが,その視点のバランスが変わってきたのではないかと思い当たりました。今までは前者の生徒と共に歩む視点よりも後者の生徒を待つ視点のほうが無意識のうちに重視されてしまっていたような気がするのです。つまり,当欄でも「過程が大切だ」などと書いていた割に実際やっていたことはそれとは矛盾することだったのではないかと今更ながら気付いたのです。もちろん生徒と共に歩む視点だけでは指導に一貫性を持たせることができません。目指すべき目標があっての過程ですから。しかし,たどり着くべき所にばかりとらわれていては生徒不在の指導となってしまいます。したがってその両者のバランスを取り違えると,せっかくの生徒の頑張りもその効果は薄れてしまいますし,僕はその点でややバランスを逸していたのではないかと最近気付いたのです。塾講師としてまだまだ未熟であったと言わざるを得ません。
以上の点以外にも,僕の中には生徒を指導する人間として相応しくない要素が多々あると思います。しかし,生徒たちと共に目標を目指して精一杯取り組む過程で少しでも改善していくつもりです。自分でも塾講師として社会人として人間としてまだまだ成長したいという思いも強いです。ですから何かご意見やご要望がありましたら,電話の際にでもおっしゃっていただければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。
